1月25日にカプコンから発売された『Biohazard RE:2』が、多くのプレイヤーから高い評価を受けている。怖い、難しい、でも面白いといった声は、一人称視点へと変更され原点回帰と路線変更を同時に行った『Biohazard 7』だけでなく、『Biohazard 4』から続くTPS路線の『Biohazard』シリーズでも、まだまだ面白いゲームが生まれ得ることを証明している。
ホラーとコメディは近接ジャンルだと言われるが、怖くて面白い『Biohazard RE:2』でも、Mr.Xことタイラントが愉快なミームとして浸透しつつある。どこまでも追いかけてくる恐るべき敵だが、防弾コートとハットでおしゃれにキメた彼には、プレイヤーを惹きつける魅力があるようだ。
ここからはそんなタイラントとの遭遇シーンの一部を紹介する。ネタバレ無くゲームを楽しみたい方は閲覧を注意してほしい。
特に海外でよく見られるのは、プレイヤーが逃げ回る動画に「責任」や「不安」と言ったキャプションが付けられたタイラントが追いかけてくるミームだ。どこまでも執拗に追いかけてくるタイラントと、自分が負うべき責任から逃げられない構図を掛けている。
また、眼前の敵と戦っている時であっても容赦なく後ろから襲ってくるシーンに、ラッパーのDMX氏の“X Gon’ Give It To Ya”を重ねた映像も話題となっている。2003年にリリースされたこの曲はMr.Xミームの主題歌として再び脚光を浴びている。『Biohazard 7』のファミリーパンチミームをさらに合体させたものも登場している。
こちらはスピードラン中に発生したタイラントが突如2体に増えたというアクシデントで、プレイヤーが混乱に陥る様がよくわかる。ラクーンシティには複数のタイラントが投下されたという設定があるので、たとえバグで2体現れたとしても設定的な矛盾はないかもしれない。
また、いくら暴君とはいえゲームシステムに逆らうことはできない。セーフルームへは基本的にタイラントは侵入することができないため、その部屋の前での彼の行動はとてもシュールなものとなっている。恐怖感、没入感が高い本作だが、この光景を見ると本作がゲームだったことを思い出すことができるだろう。
こうしている間にもタイラントはプレイヤーを追いかけ続けている。『Biohazard RE:2』の統計サイトでは、全世界でタイラントがプレイヤーを追いかけ回した距離が合計840万キロにも及ぶことが示されている。これは地球210周分の距離だ。
ゲーム中に出会うと震え上がるタイラントだが、動画として安全な状態で見るとなかなかどうしてコミカルな面が強調される。『Biohazard RE:2』で疲れ切った後は、こういった楽しい動画や画像を探して息抜きしてみるのも楽しいだろう。
バイオハザード RE:2 公式サイト(出典 news.nicovideo.jp)
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